右 胡麻(セサミ)
左 ナナシ
アバターを作る上での工夫
トポロジーとは幾何学の1分野で、3Dモデルを形にするための4角面の繋がり方のことです。このトポロジーの流れによって、3D特有の360°どこから見ても美しい造形にすることが出来ます。
3Dモデルの関節を表現するためにボーンを配置するのですが、このボーンの位置や角度が少しでもずれると思ってない方向に曲がるので、ベストな位置、角度を手探りで見つけます。
手のモデリング、動き
予備校で学んでいる手のデッサンの知識を活かして、2次元っぽさや可愛らしさを大切にしながらリアルさも追求してこだわりながら造形しました。
UV展開
UV展開とは3Dを2Dに平面化した地図のようなものです。一般のアバターは、テクスチャの編集をする時UV展開の画像が表示されるだけですが、私のアバターはどのUVがどの位置に反映されるのか分かりやすく文字を書いて説明しています。
ユーザーに要らない手間をかけさせたくないので、製作者本人ができる配慮を大切にしています。
テクスチャのフォルダ
テクスチャは描き込めば描き込むほどレイヤー数が増えるため、購入者はプロジェクトを初めて見た時「分かりにくい!」となってしまう可能性があります。それを防ぐために私はできる限りフォルダ分けしたりわかりやすい名前付けをして必要ない手間を省く努力をしました。
Animatorなどの設定
Unityというソフトを使ってアバターのセットアップを行いました。今まで全く触れてこなかった分野なので、youtubeやサイトを参考にしながら少しずつ着実に進めて行きました。
くーあいには動く表情を多く制作しました。ほんの0.1秒でもしっくり来ない表情の場面があると違和感を感じてしまうため、誰が見ても、「この表情はこんな感情なんだな」と思って貰えるように試行錯誤しながら作りました。
このように、ブレンドシェイプひとつひとつをキーフレームで範囲と数値を設定してアニメーションを作っています。
制作予定のキャラクターデザイン